税理士法人 広島パートナーズ

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領収書について【保存編】

みなさんは領収書をどうやって保管されていますか。

 

領収書は税法上7年間の保管義務がありますが、わかっていてもついつい後回しになり、

 

気づいた時には山のように溜まってしまうことありませんか…

 

 

今回は領収書の保存方法についてお話したいと思います!

 

〇保存期間

 

税法上は、申告書の提出期限の翌日から7年間

 

平成20年4月以降に終了する欠損金の生じた事業年度の帳簿書類の保存期間は9年間

 

平成30年4月以後に開始する欠損金の生じた事業年度の帳簿書類の保存期間は10年間

 

 

会社法上は、帳簿書類の保存期間は10年間

 

 

(個人事業主の場合も、税法上は最長7年間ですが、会社法上は最長10年間)

 

と、法律によって保存期間は異なります。

 

なので、帳簿書類は10年間の保存が必要と覚えておくと良いでしょう。

 

 

〇保存方法

 

・日付ごとにA4の用紙に貼ってファイルで保存

 

メリット→領収書が大量にあっても一つにまとめて保存しやすい。

糊付けするため紛失しにくい。

インデックスを付けて月や科目ごとに分けやすい。

領収書を保存するための専用ファイルがある。

 

デメリット→貼る手間がかかるため時間がかかってしまう。

収納スペースが必要。

 

 

・ノートに貼って保存

(この方法はファイルと同様で綺麗に保存をしやすいです。)

 

メリット→領収書が少なめな会社だと、ファイルほど収納スペースが必要ない。

 

デメリット→貼る手間や時間がかかってしまう。

保管場所が悪いと形が崩れやすい。(ファイルと比べて強度がない)

 

 

 

封筒やジップロックに入れて保存

 

メリット→貼る手間がないため時間がかからない。

 

デメリット→紛失しやすい。

領収書の形が崩れやすい。

 

 

最近は、電子による保存方法もあるので、収納スペースがない方や時間が取れない方は電子帳簿保存法も手かもしれません。

 

(*電子帳簿保存は開始する3か月前に所轄税務署へ申請書を提出し、承認を受ける必要があります。)

 

 

領収書は、劣化しやすく保存期間も長いため、一番はファイリングによる保存がお勧めですが、時間をかけていられない方も多くいらっしゃると思います。

 

 

貴社にあった保存方法で作業の効率化を図り、重要書類の整理整頓をしやすい環境作りをしましょう。

 

 

 

参考:国税庁 No.5930 帳簿書類等の保存期間及び保存方法

URL: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5930.htm