活動レポート
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クレジットカードで国税の納付が可能!?
クレジットカードで法人税や消費税などの国税を納付ができることをご存知でしょうか。
お金の回収は可能な限り早く、反対にお金の支払は可能な限り遅くがキャッシュフロー改善の基本です。
本日は支払方法の一つとしてご参考になれば幸いです。
1 概要
利用可能税目
利用可能税目は国税全てです。
附帯税(延滞税など)も納付可能です。
ただし、印紙を貼り付けて納付するなど、納付書を添えて納付されない税目は除かれます。
イメージとしては納付書があるものはクレジットカードで決済可能です。
利用可能額
1度の手続きにつき、1,000万円未満、かつ、
ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料を含む)
利用可能なクレジットカード
Visa、Mastercard、JCB、American Express(※2)、Diners Club、TS CUBIC CARD
利用可能時間
24時間(メンテナンスや、e-Taxからアクセスする場合はe-Taxの利用可能時間外はご利用できません。)
決済手数料
下記の表の通りです。
「国税クレジットカードお支払いサイト」で決済手数料を試算できますので
お支払い前に決済手数料をご確認ください。
1円~10,000円 | 82円 |
---|---|
10,001円~20,000円 | 164円 |
20,001円~30,000円 | 246円 |
30,001円~40,000円 | 328円 |
40,001円~50,000円 | 410円 |
50,001円~ | 10,000円を超えるごとに82円 |
https://kokuzei.noufu.jp(国税クレジットカードお支払いサイト)
納付手続
「国税庁 クレジットカード」で検索し、「[手続名]クレジットカード納付の手続」をクリック。
[概要]の本文中にある「国税クレジットカードお支払サイト」をクリック
サイトURLのご確認をお願いします。「https://kokuzei.noufu.jp」
*1 「国税クレジットカードお支払サイト」と検索することも可能ですが、
フィッシングサイトの可能性があるため手間ですが上記の流れでアクセスすることをおすすめします。
投稿日現在までに被害は報告されておりませんがご注意ください。
その他注意事項
インターネット上の手続きのため、銀行などの窓口で納付はできず、納付書は発行されません。
納税証明の発行は3週間程かかる場合があります。
2 メリット
メリットはネット環境があればいつでも納付ができること(銀行などの窓口に行かなくて済む)
1月程度支払を遅らせることができること、クレジットカードのポイントがつくことです。
クレジットカード会社により支払時期やポイントが異なりますので、
ご利用のクレジットカードの利用規約をご確認ください。
3 デメリット
デメリットは決済手数料がかかること、納税証明書の発行が窓口納付と比べて遅いことです。
納税証明書は今回納付に関する納税証明書を市などに提出する場合があり、
納税証明書の発行が間に合わない場合がありますので納税証明書が必要な場合は発行時期をご確認ください。
4 まとめ
いかがでしたでしょうか。
決済手数料はかかりますが、月末の人が多い時に窓口にならばなくても、
また時間を気にしなくてもネットから納付できます。
また、納付税額が数百万円となれば利用可能額を超えることもあります。
例えば、American Express(アメックス)(※2)では前払により利用可能額を増額することが可能です。
今まで月末に数百万円支払っていたものが数か月で数百万円の納付をすることが可能になります。
参考URL
国税庁「[手続名]クレジットカード納付の手続」
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/nofu-shomei/nofu/credit_nofu/index.htm
国税庁「クレジットカード納付のQ&A」
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/nofu-shomei/nofu/credit_nofu/credit_qa.htm
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