活動レポート
- その他(企業経営等)
小さなお店の成功事例
宮城県仙台市に主婦の店さいちというスーパーがあります。
このお店は大手のチェーン店ではないのですが、
最近の大型店の進出にも負けず1店舗で年商6億円を維持し、
しっかりと利益も確保しています。
通常、スーパーなどの小売店ではライバル店より1円でも安い目玉商品を作り
チラシで告知して集客を行います。
ところが、さいちでは安い目玉商品による集客を行いません。
それでも平日でもひっきりなしにお客が訪れるとのことです。
この集客力のもとになっているのは「お惣菜」です。
年商6億円のうち3億円を惣菜販売で確保しているのです。
一般的にスーパーにおける惣菜販売の比率は10%程度と言われていますが
さいちの場合は50%を惣菜販売で賄っているのです。
特におはぎにこだわっており平日で1日に5,000個、
休日には10,000個も販売しているとのことです。
その他の惣菜も充実しており、500種もの商品から毎日300種を
季節感に沿って自社で手作りして売り切っています。
多品種少量生産のため原価率は通常よりは高くなりますが、
売り切る事によって廃棄ロスがなくなり
結果的に他社と変わらない利益率を維持できています。
おはぎを筆頭に惣菜全般という他社にはない特色のある商品を作り、
それによって集客を行い惣菜以外の販売に繋げる。
安さを目玉に集客するという誰もが選ぶ戦略ではなく、
特色ある商品作りに主眼を置いた戦略をとり
他社との差別化に成功した事例としてご紹介しました。
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