活動レポート
- 消費税/インボイス
事業者が負担する消費税は増えるのか???
令和1年10月より消費税率が10%に引き上げられました。
法人を経営している事業者の方からよくこんな質問があります。
「消費税率が10%になったら税負担がかなり増えますよね? 」
皆さんはどう思われるでしょうか?
確かに納付するときの消費税額は増えます。
しかし、これらは販売した方から預かったものなのです!
預かったものが多いから納付するときも消費税額が増えるのです!
消費税は最終的に消費者が負担をする制度で、
国に納付するのは商品の販売、サービスの提供を行う事業者が
行うという間接税という税金になります。
事業者がボールペンを1本100円(税抜)で仕入れて
150円(税抜)で販売したとします。
ボールペンを販売した事業者は150円×10%=15円を
消費者から間接的に徴収して、また仕入先へ
100円×10%=10円の消費税を支払います。
決算が来たらこの預かった消費税15円から
仕入れ先へ支払った消費税10円を差し引いた
5円を国に納付します。
つまりこのボールペンを販売している事業者は
全く負担してませんよね!
但し8%の時と違うことがあります。
決算時に納める消費税が150円×8%-100円×8%=4円となり、
決算までに預かる金額が通常の1.25倍になり、
間違って使ってしまうと決算の時に納付できない!!!
ということになってしまします。
ですので、毎月いくら預かっていて、
決算時にいくら納付しなければならないのかを
しっかりと把握して資金ショートしないように
お気を付けください!!!
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税理士法人広島パートナーズ
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