活動レポート
- 法人税
棚卸資産について
期末には、棚卸(在庫)表を作成しますが、
“企業の活動によって消費した部分を数量で把握すること”
を目的としております。
棚卸表を作成する方法ですが、
1.受入れと払出しをその都度に記録する“継続記録法”
メリットとしては、都度記録するので在庫数量が把握しやすく
また実際の在庫と比べて棚卸減耗費を把握することもできます。
2.受入れのみその都度に記録し、期末に棚卸を取る“棚卸計算法”
こちらは継続記録法と比べて手間がかかりませんが、
期末になるまで在庫の数量が把握できません。
払出単価の計算方法には、
先入先出法、平均原価法、個別法があり、
会計上認められていませんが
税法上では最終仕入原価法もあります。
在庫表を取ることで棚卸減耗費や商品評価損を
把握することもできます。
棚卸減耗費とは、帳簿棚卸と実地棚卸の在庫数量の差額です。
商品評価損とは、時価が原価よりも下落した場合の
原価と時価の差額のことをいいます。
棚卸表を作成するのは手間がかかりますが、
期中に商品の状態が悪くなる可能性もあります。
そうなると営業活動にも影響が出てきます。
どの方法が合っているか、考え直してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
税理士法人 広島パートナーズ
TEL:082-263-0916
Mail:partners@hp-tax.com