活動レポート
- 法人税
減価償却費の計上
*減価償却とは
器具備品、機械装置など時間の経過とともに価値が減少する資産のことを
減価償却資産といいます。
減価償却は長期にわたって使用するこれらの資産について
時間の経過に合わせて費用として計上していきます。
つまり取得した時点で全額を費用計上するのではなく、
使用できる期間で分割しながら計上することになります。
ただし美術品や骨董品、土地など価値が減少しない資産は減価償却できません。
*減価償却費の計算方法
大きく分けて「定額法」と「定率法」の2種類があります。
・定額法
毎年同額を減価償却費として計上する方法です。
減価償却費=(取得原価―残存価額)×定額法償却率
定率法と比較すると帳簿が見やすく資産計画が立てやすいメリットがあります。
・定率法
初年度に減価償却費を大きな額で計上しその後は一定の償却率を掛けて徐々に減少させていく方法です。
減価償却費=(取得原価―期首減価償却累計額)×定率法償却率
定額法と比較すると早く資産を償却して費用を回収できるメリットがあります。
*減価償却を行うメリット
・節税効果
減価償却を行わない場合、資産を購入した年に多額の費用が計上され
翌年以降は利益のみが大きくなるため、多くの法人税を納付することになります。
減価償却を行い費用を数年に分けることで法人税の税額を抑えることができます。
・適切な損益の把握
減価償却される資産は長期間活用され企業の利益に貢献するものです。
費用を分割して計上することで適切な損益の把握が可能になります。
今回は減価償却について大まかにお話しました。
仕組みを理解して節税につなげていきたいですね。
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