活動レポート
- その他(企業経営等)
iDeCoの2025年以降の改正点
2025年の税制改正にて、iDeCoについていくつかの変更点があります。
まず、掛け金を拠出できる期間が65歳未満から70歳未満までに引き上げられます。
また、掛け金の上限額が増額し退職所得控除を受ける場合の計算方法が変わります。
・上限額
掛け金は、自営業の方など第1号被保険者で、国民年金の掛け金との合計で上限が月7.5万円、会社員など第2号被保険者で企業年金の掛け金との合計で上限が月6.2万円に増額します。
専業主婦など第3号被保険者は、掛け金の上限額に変更はなく2.3万円です。
・退職所得控除
退職所得控除は、退職金やiDeCoのような確定拠出年金を一時金として受け取る際に受けることのできる所得控除です。
控除枠は勤続年数や拠出年金の加入期間で計算されますが、勤続年数が20年未満の場合は勤続年数×40万円、勤続年数が20年超えの場合は20年×40万円+(勤続年数-20年)×70万円となります。
これまでは、「5年ルール」と呼ばれるものがあり、退職金と確定拠出年金を5年間隔を空けて受け取ることでその両方の受け取りで退職所得控除を受けることができました。
今回の税制改正により、この5年ルールが10年に変更されます。
そのため、退職所得控除をそれぞれの受け取りで満額受けたい場合は、受取間隔を10年空ける必要があります。
受取間隔を5年空けて受け取る予定でいた方は、勤続年数と確定拠出年金の加入期間の重複分を除いて控除額の計算をすることとなりますので、注意もしくは受け取り方の見直しが必要です。
ご質問などあれば、ぜひお声がけください。
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